2024年診療報酬改定に関する情報を随時公開しています

コロナ禍でのTEL診/オン診の算定状況について

標記の件につきまして、8月19日の中医協で議論がなされました。

令和2年4月~6月の電話診療・オンライン診療の実績の検証について
※ スライドの赤枠は細谷の加筆です

 このデータ見ると、一部の先生が特例初診の際の投薬のルールについてご理解頂いていない可能性があります。
 特例初診(214点)を算定する際は、過去の診療録等(過去の診療録、診療情報提供書、健診結果等)から基礎疾患情報の確認が出来ない場合には、処方日数は最大7日までとなっております。
抗精神病薬・眠剤の処方について、過去の診療録等での確認が出来てもTEL診/オン診での特例初診では処方不可です。対面診療をするように患者さんに促すようお願い致します。

 注意が必要な薬剤としてダイアップ坐剤が挙げられそうです。恐らく意識せずに処方してしまった事例だと思いますが、ダイアップ坐剤はジアゼパムなので向精神薬に該当しマスので、特例初診料算定時は処方不可です。

 また、ハイリスク薬が浸透していないので、気がつかずに処方しているケースがあるようです、

 4月10日の通知では「抗悪性腫瘍剤、免疫抑制剤等」と書いてありますが、 以下の薬剤が該当しますので、再度確認をお願い申し上げます。

不整脈用剤、抗てんかん剤、血液凝固阻止剤、ジギタリス製剤、テオフィリン製剤、精神神経用剤、糖尿病用剤、膵臓ホルモン剤、抗HIV薬